ペットとして人気なのは犬と猫ですが、猫は気まぐれな生き物で野性味も強いのが特徴的です。警戒心を解いて懐いてくれたら良いのですが、人間の思い通りにならないのが猫の難しさです。懐いてくれなくてもずっと暮らしていくことに変わりないので、可能な限り仲良くなりたいと思うのが飼い主としての希望です。この記事ではそんな猫と仲良くなる為の方法を紹介します。
ペットの猫が懐いてくれない時の改善策
猫の嫌がることをしていないかチェック
まずは猫の嫌がることをしていないかチェックする必要があります。強い愛情を秘めていても、嫌がることを知らないうちにしていたら懐いてくれません。猫は急な物音などに敏感なので、驚かせるようなことをしてはいけません。寝ている姿が可愛いからと言っていきなり抱きついたり、猛スピードで近寄って触ろうとするなどの行動は禁物です。意図的ではなくても、くしゃみや皿を割るなどの大きな音で警戒心が強くなるので、注意が必要です。
猫はデリケートな生き物なので、その他にも多々注意点があります。可愛いペットは必要以上に触りたくなってしまいますが、逆効果の場合があります。猫も基本的に信頼している人から触られるのは嫌がりませんが、機嫌が悪い時に触られるのは嫌がります。例えば時に集中したい時や眠たい時に触ると、猫もイライラします。最悪、パンチや噛みつきなどで攻撃される可能性もあるので怪我をしないように気を付けないといけません。猫がこちらに寄ってきた時は機嫌が良いので、触っても問題ありません。もちろん限度が大切で、触り続けたり無理矢理抱っこをすると一気に機嫌が悪くなります。しっぽをバタバタと素早く動かしている時はイライラしているので、その様子を見たら猫から離れるべきです。
また、強い香水も猫にとっては刺激が強すぎるので懐かれません。嗅覚は人間よりも遥かに優れているので、香水はきついのです。そして、しつけの一環で猫を叩くなどの行為もあってはいけません。猫を叩いたところで何も変わりませんし、ストレスが溜まるだけです。飼い主を敵だとみなしたら余計に懐かなくなるので、猫に対する攻撃的な行動は絶対に避ける必要があります。
ご飯でコントロールする
猫は単純な部分があるので、毎日ご飯を与えるように努力をすると必然的に懐いてくれます。今現在、例えば家族の誰かがご飯を与えているのだとしたら、その役目を自分が担当すると良いです。甘えることでご飯がもらえるという学習をさせることで、猫をコントロールできます。一人暮らしの場合はご飯を置くだけでなく、直接食べさせてあげることも大切です。直接与えることのできるおやつは数多く販売されているので、それらを使って距離を縮めると良いです。
(まとめ)間違った行動をしない
飼い主とペットという間柄なので、どうしても態度が傲慢になったり怒りをぶつけてしまう場合もありますよね。ただ、その猫も一つの人生を歩んでいる訳なので、人間と接するのと同じように尊重しなければいけません。まるでぬいぐるみを触るかのような接し方では、猫も心を開いてくれないのです。焦らずに、ゆっくりと距離を縮めていくしかありません。