ペットといえば、犬と猫ですが、どちらを飼うべきかで悩んでしまう人も多いでしょう。もちろん、どちらの動物が好きかということが第一条件にはなりますが、ペットというのは世話をしなければならないため、飼いやすいかどうかも無視出来ない問題です。ですのでここでは、飼いやすさや費用、性格などを比較しながら、犬と猫それぞれのメリットを紹介します。
ペットとして飼うなら、犬と猫のどっちがいい?
飼いやすさについて
ペットを飼うときは、しっかりと世話が出来るかどうかをあらかじめ考えておく必要があります。特に世話をする時間的余裕があまりない人は、飼いやすいかどうかということがとても重要です。そこで、犬と猫ではどちらが飼いやすいのかというと、これは圧倒的に猫に軍配が上がります。犬は、散歩やしつけ、そしてトリミングといった、必要な世話が多くなるため、時間にある程度余裕がないと飼育が難しくなるでしょう。その点、猫は、散歩の必要がありませんしトリミング等の世話も少なくて済みます。また猫は、留守番も得意なので、仕事などで家を空ける時間が長い場合でも安心出来るでしょう。
費用面について
飼育費用に関しては、こちらも猫の方が安く済むため、猫に軍配が上がります。犬の場合は、一生の間に180万円程度の費用がかかると言われているのに対し、猫は95万円程度で済むと言われています。つまり猫は、犬と比べて半分程度の費用で飼うことが出来るということです。ちなみに、この費用を1カ月あたりに直すと、犬は1万円程度で、猫は5000円程度という金額になります。なぜ犬のほうが高くなってしまうのかというと、それは狂犬病の注射(毎年)や、シャンプー、トリミングといったさまざまな費用がかかってしまうからです。もちろん猫の場合も、ワクチン接種などの費用がかかりますが、犬の場合よりは安く済ませることが出来ます。
懐き方や性格について
飼いやすさや費用面では、猫の方が有利ですが、当然のことながら犬にも猫とは違うメリットがあります。それは何かというと、犬は人によく懐いてくれるということです。忠犬という言葉もあるように、犬は飼い主に従順ですし、まるで家族のように親密になることが出来ます。一方の猫は、甘えてくることもあれば冷淡になることもあるため、犬のような懐き方はしないでしょう。むしろそうした気まぐれな性格こそが猫の魅力だとも言えますが、いずれにしても犬と猫は性格がまるで違うということを知っておく必要があります。また犬は、外へ連れ出して一緒に遊ぶことが出来るというメリットもあります。そして最近では犬と泊まることが出来る宿泊施設も増えているため、旅行に連れていくことも可能だと言えるでしょう。
(まとめ)それぞれに良さがある
犬と猫を比べた場合、世話が少なくて済むという飼いやすさの面や、飼育費用が犬の半額程度で済むという費用面において猫にメリットがあります。しかし、犬は人によく懐いてくれるというメリットがありますし、外で一緒に遊べることも魅力だと言えるでしょう。犬と猫のどちらがいいか迷っている場合は、これらのことを考慮しながら、自分の生活スタイルや好みに合ったほうを選ぶようにするとよいと言えます。