ヘビには毒がある種類も多く、アナコンダといった人間を丸呑みする大蛇もいるため、怖いイメージを持っている方もいるかもしれません。ですが中には毒もなく小柄で愛らしいヘビもたくさんおり、性格もおとなしいのでかんだりもしません。そのうえ餌代もあまりかからず、手間暇が少なく飼える種類もいます。爬虫類ということもあり、飼育が難しそうにも思えますが、実はとっても飼いやすい生き物です。
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ヘビは初心者でも簡単に飼えるペット!餌代も安く環境を整えればあとは楽!
飼いやすいヘビ
大型や飼育の難しいヘビを初心者が飼うのは難しいですが、中には飼育が簡単なヘビもおり、初心者でもペットとして飼うことができます。コーンスネークはヘビの中でも飼育が簡単なことで有名で、飼育している人の数も多く、困ったらすぐに情報を得られるのも利点です。値段も安いものだと8,000円程度から購入することができます。コーンスネークはカラーバリエーションが豊富でもあるため、費用はかさみますが、見た目が好みの個体を選ぶことでより楽しめます。成体になると100cmを超えますが、体をくねくねと曲げているので、思ったよりも大きくはありません。似たような種類には、カリフォルニアキングスネークがいます。
ヘビの餌代は安い
ヘビの餌は基本的にネズミです。ヘビは小食ということもあり、1カ月に500~1,000円程度しか餌代がかかりません。冷凍しているものを使うので、ネズミの管理は非常に楽ですが、冷凍庫の一部分が埋まってしまう欠点はあります。与える餌の量はヘビの頭よりも少しだけ大きいネズミを、ヘビの成長速度に合わせて1匹ずつ与えていきます。成長途中であれば3から4日に1度、成体であれば1から2週間に1度の割合で十分です。冷凍でなく生きたネズミを餌にすることも可能ですが、費用もかさみネズミの管理にも気を配る必要が出てきます。ヘビがネズミを捕食するシーンを楽しみたいのであれば、生餌を与えるのも手です。
ヘビを買う際の注意点
ヘビを買う際には、ケージやヒーターなどを購入し、快適に暮らしていける環境を整える必要があります。ヘビの体長の半分程度になるケージを用意し、室温を適正に保たせるためにヒーターを導入します。適正温度は28度前後で、低すぎたり高すぎたりすると、ヘビはたちまち弱ってしまうので注意が必要です。温度計の数字が適正でも、ケージの場所によっては温度差が生まれている場合もあるので気を付けましょう。また水入れも必要になります。基本的には飲み水として使いますが、脱皮をする際には体ごと水に入り、皮を脱ぎやすくします。そのためヘビの体が浸かっても大丈夫なぐらいのサイズのものを選びましょう。育成の簡単なヘビは飼いやすく、バリエーションにも富んでいるため複数飼いたくなるかもしれませんが、多頭飼いすると喧嘩を始める可能性が高いので厳禁です。
(まとめ)ヘビの育成は簡単だが気を付ける部分もある
ヘビにはコーンスネークやカリフォルニアキングスネークなどの、飼うことが簡単な種類もいます。性格もおとなしく、毒もないので怖いことはありません。餌代も1,000円程度と安く済ませられますが、育成環境には気を配る必要があります。室温管理をしっかりして多頭飼いさえしなければ、ペットの中でも非常に育成が楽な部類なので、初心者にもおすすめです。